マギル大学

カナダで一番古くて歴史のある大学

ケベック州のモントリオールにあるマギル大学はカナダで一番古い歴史を刻む大学で、カナダ国内の大学でも高レベルな大学として知られています。
アメリカのハーバード大学と深い親交があり、北のハーバードとも呼ばれています。
世界各国の大学ランキングで20位以内にランクインした実績もあり、海外留学生を多く受け入れている実績があります。
ノーベル賞受賞者がたくさん存在し、優秀な研究成果を発表していることでも有名で特に医学分野については素晴らしい研究成果が出ています。

参考:McGill University マギル大学

歴史

マギル大学が創立されたのは1821年のことです。
ジェームス・マギルが資金を寄付したことで創立の礎が築かれました。
マギルは毛皮商として当時は有名な大金持ちでした。
マギル大学のキャンパス内には現在もマギルの銅像が存在しています。
マギル大学を象徴する建物のアーツ棟は、創立から約20年経った1843年に建てられたものです。

フランス語圏であるケベック州のモントリオールにマギル大学は存在していますが、授業などは一般的に英語が使われています。
以前にケベック州の住民がフランス語圏内に英語圏大学がある事に対して不満を抱き、抗議運動が発生した事件がありました。
このような事件が発生しても英語圏大学として教育を続けてきた歴史があります。

学費

マギル大学の授業料は日本円に換算すると年間で約170万円前後になると言われています。
その他に必要になる費用は滞在費ですが、学生寮など滞在方法によって金額が異なります。
様々な生活費を予算してみると、だいたい日本円で100~140万円程度になると算出することができます。
全て合計すると約300万円前後の学費になると考えることができます。
この金額は海外留学生の場合で、カナダ人学生の場合はもっと学費が安いです。
それでも他の国の有名大学と比較してもマギル大学の学費はかなり安いと言えます。

できるだけ学費を安く抑えて、高度な教育を受けたいと考えている方から人気が高い大学になります。
入学志望者が殺到するほど狭き門になるため、そう簡単には入学できない難関校としても知られています。

著名な出身者

マギル大学の出身者にはノーベル賞受賞者がたくさん存在しています。
特に生理学分野の受賞者が多いのが特徴です。
近年ではジョン・オキーフやラルフ・スタインマン、ジャックWショスタクなどは全てノーベル賞生理学・医学賞を受賞した人物です。

現在の医学発展に大きく貢献したとされるウイリアム・オスラーや、てんかんの治療法を発見したワイルダー・ペンフィールドなどもマギル大学に縁があります。
バスケットボールを考案したことでも有名なジェームズ・ネイスミスもマギル大学で哲学とヘブライ語の学士号を得ています。