学生が多い町に存在する大学
オタゴ大学は初めてニュージーランドに誕生した大学で、国内だけでなく海外からも高く評価されている教育課程を提供している学校として有名です。
世界でも指折りの研究主導機関で、これまでにも優秀な研究成果を収めた実績があります。
医学系の学科が存在する大学はニュージーランド南島ではオタゴ大学しか存在していないため、医学や薬学などを習得したいと頑張っている学生がたくさんいます。
大学のキャンパスがあるダニーデンは人口が12万人ほどの町ですが、人口を構成している中の多くが学生であることも特徴的です。
参考:オタゴ大学
歴史
オタゴ大学が創立されたのは1869年で開校は1871年になり、当時は文学や医学、音楽、法律の領域しか講義を実施していませんでした。
初代総長となったのは創立に大きく貢献したトーマス・バーンズでしたが、残念なことに開校間際に亡くなってしまいました。
その後連邦ニュージーランド大学法によってオタゴ大学を含めた6つのカレッジが設置されてニュージーランド大学が誕生しましたが、1961年にはニュージーランド大学が解体されて6つのカレッジはそれぞれ独立した大学として運営されることになりました。
オタゴ大学だけはずっと変わらない名称で、現在までも多くの学生を輩出しています。
現在では学生は約2万1000人、そのうち海外留学生は約2500人が在籍しています。
画期的なキャンパス内で、それぞれの目的に応じた学習環境が整えられています。
学費
オタゴ大学の授業料は目安として前期で約110万円前後になります。
滞在費についてはホームステイをするのかアパートや寮に入居するのかによっても異なりますが、だいたい一ヶ月で10万円を予算にすると、学費として用意しておきたいのは半年で約170万円前後になります。
ホームステイの場合は滞在費が高くなると考えられていますが、ニュージーランドの場合は比較的安いためホームステイを選択する方もいます。
学生寮は全部で14箇所存在していますが、入寮審査などを経て入居できるかが決まります。
必ずしも希望に添えない場合があることと、寮費はそれぞれの寮によって異なるため、事前に確認しておく必要があります。
地元出身者は学生の3割程度しかおらず、その他の地域からやって来た人や海外留学生が7割も占めているため、最初から大学の近くにアパートなどを借りて共同生活をするケースが多いようです。
著名な出身者
オタゴ大学の出身者には政治家やスポーツ選手、芸術家などがいます。
日本人では考古学者としても有名な印東道子氏が人類学専攻でPh.D.を得ています。
音楽家としても知られているウィリアム・サウスゲートは音楽の学士号と修士号を得ています。