ケンブリッジ大学

イギリスが誇る名門校

世界でもトップクラスの名門校と称されているイギリスのケンブリッジ大学は、同じくイギリスの名門校とされるオックスフォード大学とともに古い歴史があります。
特に理工学については世界でも最高レベルの研究機関として知られており、ノーベル賞受賞者も数多く輩出しています。
入学基準も非常に厳しく、そう簡単には入学できない大学として知られています。
海外留学する方も多く、全体の約10%強を占めています。

参考:ケンブリッジ大学・大学院

歴史

ケンブリッジ大学が創立した背景にはイギリスのもう一つの名門校であるオックスフォード大学が大きく関係しています。
元々はオックスフォード大学にいた教授たちが街から追い出されてケンブリッジに住むようになったことがきっかけだと言われています。
元オックスフォード大学教授たちがケンブリッジで研究や教育を初めて、町の人々とも良好な関係を築くことができるようになりました。
公式に発表されている創立は1209年のことだったそうです。
その後、現在でも存在しているカレッジのひとつである「ピーターハウス」が1284年に誕生し、現在では31のカレッジが存在しています。
一般的には公立大学と判断されていますが、見方を変えてみると私立大学といえるのは、創立のきっかけが自然発生したような歴史があるからだと言われています。

学費

ケンブリッジ大学へ海外留学生が入学した場合は、年間だと日本円で約350万円前後の授業料が必要になると言われています。
更に滞在費として寮費や食費などでプラス100万円前後を予算すると約450万円前後を学費として用意しなければいけません。
その他には教材費やお小遣い、交通費などもろもろの経費を含めて、年間で約500万円前後は予算した方が良いでしょう。
海外留学生はどうしても高額な学費を用意しなければいけませんが、それ以上に世界最高峰クラスの環境下で自分の目標としている研究に没頭できることはとても良いことだとの考え方があります。

著名な出身者

ケンブリッジ大学はこれまでにも数々の著名人を輩出しており、それぞれの分野で活躍しています。
経済学者として有名なジョン・メイナード・ケインズは数学を専攻した経歴があります。
実父もケンブリッジ大学の経済学者として活躍していたことも知られています。
ケインズ経済学を提唱したことで有名な人で、かつてアメリカが大恐慌に苦しんでいた時期のニューディール政策を後押ししたとも言われています。

ダーウィンの進化論で有名なチャールズ・ダーウィンもケンブリッジ大学の卒業生です。
生物が進化するうえで自然選択と呼ばれる経過を経て進化したという説を提唱しました。
種の起源が発表された当時は、一大センセーションをもたらしたそうです。